
仕事のバイトさんから、
お給料の計算が違うと申し出があった。
わたしも電卓を叩き、彼女の給料明細を睨めっこしながら計算してみる。
1万円ほど安く計算されているみたい。
先月は緊急事態宣言で、
お店は1ヶ月間仕事はおやすみ。
一応雇用契約書も交わされていたので、
予定されていた勤務時間は全て、給料6割保証だと聞いていたのに。
わたしもバイトさんの勤怠と休業申請をまとめて人事に提出していたので、
責任バリバリあるのです!
でも提出した書類に不備はなく、これは給料計算している会社が間違っているのだろうと、
思っていたら。
人事からの回答は、
この計算は間違えではなく、
ただ、私たちの捉えていた給料保証6割という認識が、
違っていたのだった。
1時間の時給を6割と計算して導くものではなくて、
バイトさんの3ヶ月働いた平均値で日給を割り出して、
計算するらしい。
その3ヶ月は、どの月で計算したのかは知らないが、
その6割の誰かが導き出した日給は、
バイトさんの思っていた額よりも1割弱も少ないものだった。
バイトさんは人事の説明に納得したと言っていたけれど、
若い彼女が気の毒で、
「生活費が足りていないのだったら、貸すよ?」と言ったら、
彼女は優しく笑って、大丈夫貯金もありますと答え、
わたしの申し出を断った。
給料6割保証。
初めからこういう計算だっていうことを、
前もって丁寧に説明して欲しいよ。
最近、常に思うのは、
法律や規約というものは、
とてもわかりにくく、
油断するとすっぽりと落とし穴に落ちるということだ。
つまり、
おバカでいると、足を救われる世の中なのだ。
詐欺師が、詐欺を働くのはわかるけれど、
世の中、合法なものでも、
結構まかり通った詐欺っぽいことが多過ぎのyのなかのように、
わたしは感じてしまう。
これからのわたしの脳みそは、
どんどん老化が進んでいくのにね。
やれやれと思う。